こんにちは、はり灸整骨院ガーベラの坂本です。
今回は鍼灸・東洋医学と西洋医学の両面から腰痛のお話しをしていきたいと思います。
結論から申し上げますと
・東洋医学的には腎の気の乱れによる慢性疲労
・西洋医学的には怒り、ストレス
と考えられます。以下は詳細です。
先ず、西洋医学的なお話からします。
皆さんは厚生労働省が腰痛に対してどのような見解を持っているかご存じでしょうか?
「ギックリ腰は椎間板を代表とする腰を構成する組織のケガであり、医療機関では腰椎捻挫や腰部挫傷と診断されます。しかしながら、厳密にどの組織のケガかは医師が診断してもX線検査をしても断定できないため非特異的腰痛と呼ばれます。腰痛の約85%はこの非特異的腰痛に分類されます。通常、腰痛症といえば非特異的腰痛の事を指します」(厚生労働省「腰椎対策」から引用)
つまり、腰痛の85%は「原因不明」と厚生労働省は考えています。しかし、実はこの原因不明とされている腰痛にもちゃんとした原因があるんです。
その原因は「怒り」
人間はマイナスなストレスを感じると人は怒り、交感神経優位になり
ファイティングポーズの様な姿勢になり、背中と腰を曲げ、頭を下げます。
そうなると全身の筋肉が長時間伸びたり縮まったりしてドンドン固くなります。
これが慢性的な痛みを作り出します。
ですので、筋膜リリースやマッサージを受けても根本的な解決には繋がりにくいのです。
この根本原因を解決するにはセロトニンが必要になり、セロトニンには怒りやイライラといったマイナスなストレスを消してくれる作用があります。
慢性疲労、慢性的な痛みが中々変わらない方は、
「太陽の光を目で浴びる(太陽直視はダメ)」と「疲れない程度のリズム運動」を行い、セロトニンを活性化してみてください。
次に東洋医学的には「腎」の気の乱れと考えます。
東洋医学では、腎は「体のバッテリー」と考えられ、腰に位置します。
腎は寝不足、呼吸が浅い、暑さ寒さ、足腰や耳を冷やす、ビックリするほど驚いたり不安感や恐怖感があったりするとダメージを受けてしまいます。
睡眠はバッテリー補充に欠かせないものですし、人は酸素がないと生きていけないので、呼吸が浅さはバッテリー補充にはマイナスの状態です。
驚きや不安・恐怖感の影響は、例えば肝試しを思い浮かべて欲しいのですが、急に脅かされると腰を抜かす事がありますが、これは恐れる驚く事によって腎の力が一気に減ってしまう事によって起こる現象です。
また腎は耳と繋がっていますので、深刻なバッテリー不足になると耳の中の三半規管がエラーを起こし眩暈が起こります。眩暈が起きると「起きていられない=寝て休む」という体の防衛反応が起こります。逆に冬場など寒い環境に居ると耳が冷え、それだけで疲れやすくなりますし、逆に耳当てで耳を冷やさないようにするだけで、外出の辛さが段違いという経験がある方もいると思います。
加えて東洋医学ではありませんが、慢性的な体の痛みを我慢していると、痛みに耐えるためのホルモン「コルチゾール」が副腎皮質から分泌され続け、副腎疲労という鬱に似た状態になると言われています。
腎を補うには、しっかりした睡眠をとる、お風呂にゆっくり入る、豚肉を食べる、腰からおへそに向かって環を描く様に筋肉を緩める(強く圧さない)、耳を温めるなどがあります。
当院では、鍼灸、ツボ整体とセロトニンを活性化させる「セロトニン活性療法」を使い、西洋医学的な根本原因と東洋医学的な根本原因にアプローチしています。
腰痛が中々スッキリしない方は、流山おおたかの森駅より徒歩5分、柏駅より車で15分にございます当院に一度ご相談下さい。
最後までお読み頂き有難うございます。皆様の心と体の健康を心よりお祈り申し上げます。